ダイニングチェアの塗装
- 渡辺木工
- 1月26日
- 読了時間: 2分

今回はパイン材の椅子の塗り直しです
10年以上前のIKEA製
組立キットですが、最低限の金具は使いつつも、ほぞ組みを多用していてしっかりした作り、材料の木目も細かくて
シンプルで美しい椅子です
長く使われるうちに塗装の剥がれた所のシミ、日焼けが気になりだしたところです

早速、分解し古い塗装の剥離を始めます
パインだけでなく杉やヒノキなどの樹種は柔らかく、シミや汚れが染み込みやすく、一度シミが付くと消しにくいので、そのような材質で作ってある家具や木製品に塗装の痛みが出たら、早めの手当をお勧めします

古い塗膜の剥離が終わりましたので次は素地着色になりますが、今回は材料がパイン材なので省きます
元のイメージに近くするために色をつけるわけですが、今回のパイン材などの柔らかい材料は木肌に直接着色してしまうと元は色の濃い木目の線が逆に白く浮き立ってしまいます(上)
そのため木肌に色を付けずに上塗りのクリアに色をつけます

下地を塗ったらサンドペーパーで研ぎ・・
中塗りをしたら研ぎ・・
何回も研磨を繰り返し、表面を平滑にしていきます

塗装を終えて、組み立てて終わりです
クッションの無い板の座面ですが、パインの柔らかい板なので本当に座り心地のいい椅子です
永くお使いになってほしいですね
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